気になる法律を自分で調べる方法

法律を自分で調べようという場合に行ないがちなのは

■ 35歳 男性
法律を自分で調べようという場合に行ないがちなのは、その法律を頭から読もうとすることではないか。
でもこの方法、例えば仕事で普段から法律を扱っているとか、学生時代法学部だったとかいう場合を除いて、非効率なんじゃないかと思う。
法律は、法律とは無縁の人たちには、決して優しくはない。不親切といってもいい。それでも自分で調べてみたいという程の興味と時間があり、ある程度の根気もあるという方を除いて、やはり専門家に聞くのがもっとも早いのではないか。弁護士であれば、相談料の相場は1時間5000円程度になるが、最近は役所で無料法律相談をやっていたりするから、そういうのを利用するのもいいと思う。
そうではなく、興味も時間も根気もあって自分で調べたい、ということもあるかもしれない。その場合の最もポピュラーな方法は、やはりコンメンタール(逐条解説)をあたることだろうと思う。これはいってみれば法律の「取扱説明書」のようなもので、各条文ごとの趣旨や定義などを解説したものだ。その分野を専門とする学者やその法律を所管する省庁筋が書くことが多く、信頼性も高い。
その反面、マイナーな法律の場合だと、コンメンタールが存在しないのがネックだろう。そうなると、関連書籍をあたることになるが、これは執筆者のレベルも内容もまちまちで、当たり外れが大きい。実際に読んでみないと、期待するほどの内容か分からないし、時間効率も悪いのがデメリットである。インターネット上の記事となると、更に信頼度は落ちると考えた方が良い。
少しマニアックな方法として、国会議事録を調べるというやり方がある。世に法律はゴマンとあるが、国会を通さずに制定される法律はない。日本の国会は逐条議論をしないから、アレヨアレヨという間に成立してしまう法律が多いが、中には委員会などで突っ込んだ議論が展開されていることもあり、その法律の生まれた背景などが伺える。しかも、これらはインターネットで無料で閲覧することができる。
これ以外にも調べ方はある。例えば、法律を所管する官庁に聞いてみる、あるいは判例を調べ、裁判所の判断を探るという方法も考えられる。ただ、調べていけば分かることだが、その先には「法解釈」という非常にテクニカルな世界も待ち構えている。やはり我々素人としては、ある程度のところまで目星をつけたら、専門家に相談することが省力・省エネに繋がるのではないかと思う。